富裕層の生活コスト:アジア11都市で上海が最高、東京は4位
2016年10月6日 16:43
*16:43JST 富裕層の生活コスト:アジア11都市で上海が最高、東京は4位
スイスの富裕層向けプライベート・バンク、ジュリアスベア銀行が4日発表したリポートによると、アジア11都市で富裕層の生活コストが最も高いのは中国の上海市だった。2位はシンガポール、3位は香港。最も安いのはインドのムンバイだったという。香港メディアの報道を引用して、中国新聞網が5日付で伝えた。
リポートはアジア11都市で、富裕層に需要のある製品・サービス21項目の価格を比較・分析したもの。上海では入院費や高級腕時計、葉巻、高級スキンケア用品の価格が各都市中、最も高く、高級住宅、結婚披露宴、女性用ハンドバッグ、男性用スーツ、乗用車などは2位に付けた。高級住宅の価格が最も高いのは香港で、11都市の平均の約5倍という水準だった。
米ドル換算すると、21項目の価格は11都市の平均で前年比1.68%低下している。下落率が最も大きいのは住宅で前年比8.35%安。ワインは3.01%安だった。一方で、葉巻は7.62%、女性用の靴は4.91%、大学の学費は4.55%値上がりした。
東京はこうした製品・サービスの価格が11都市中、4位だった。円高の影響で、前年の7位から大きく順位を上げている。
【亜州IR】《ZN》