TPP「強行採決」発言、数の力に驕る自民党に猛省を促す―共産・志位氏
2016年10月1日 00:05
日本共産党の志位和夫委員長は30日、ツイッターで「TPP特別委の自民理事が『強行採決という形で頑張る』と大暴言。理事を辞任したものの『TPPはこの国会でどうしても採決したいとの安倍首相の思いを言ったにすぎない』と言い訳」したことに言及。
志位委員長は、この言い訳で福井照衆院議員が記者団に、首相の思いを代弁としたことに「(首相の思いを代弁すると)『強行採決』になるのか。語るに落ちるとはこのこと。数の力に驕る自民党に猛省を促す」と批判した。
この問題は29日開かれた自民党二階派の総会で福井照衆院TPP特別委員会理事が「TPP特別委員会で西川公也前委員長の思いを強行採決という形で実現するよう頑張る」と強行採決発言をし、竹下亘国対委員長に発言の責任を取り、辞任の意向を伝え、了承されたもの。自民の早期幕引きを狙った判断とみられている。(編集担当:森高龍二)