IBM、OMRベースのJava仮想マシン「OpenJ9」を発表

2016年9月28日 21:22

 IBMがJavaの年次イベント「JavaOne 2016」で、オープンソースのJava仮想マシン「OpenJ9」を発表した(Publickeyopenj9.mybluemix.net)。

 OpenJ9は同社が先にオープンソース化を進めていたランタイムライブラリ構築ライブラリ「OMR」をベースとしている。OMRはIBMが開発していたJava仮想マシン「J9」のコンポーネントをベースにしており(InfoQ)、OpenJ9はJ9をオープンソース化したものとも言える。今後IBMはOpenJ9をベースに独自機能を追加したものをJ9として提供する方針で、Java 9のリリースと同時に正式リリースを行うことを目指すようだ。

 なお、OMRはJavaに限定せず、さまざまな仮想マシン/ランタイムライブラリを構築できるようになっており、昨年12月にはORMをベースとしたRuby向けランタイムを公開している(OSDN Magazine)。

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