グリーンランドの氷床上に建設された軍事基地、温暖化によって危機が訪れる
2016年9月28日 18:55
グリーンランドの氷床上に米国が建設し、その後破棄された軍事基地が、地球温暖化の影響で危機に陥っているそうだ(ギズモード・ジャパン、Geophysical Research Letters掲載論文)。
この基地「Camp Century」は1959年にグリーンランド北西部の氷床上に建設されたもので、弾道ミサイルの発射機能を備えていたとされる。1967年にこの基地は破棄されて放置されているのだが、地球温暖化の影響により氷床が溶け始め、これにより基地内に放置された廃棄物が流出する可能性が指摘されている。
化学薬品や放射性廃棄物が放置されている可能性もあり、環境汚染が心配されているようだ。
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