NASA、木星の衛星エウロパで間欠泉を観測したと発表
2016年9月28日 18:55
あるAnonymous Coward 曰く、 NASAは26日、ハッブル宇宙望遠鏡による木星の衛星エウロパの観測で、地表から噴き出す間欠泉(プルーム)らしきものを捉えたことを発表した(アストロアーツ、ナショナルジオグラフィック、Slashdot)。
氷に覆われたエウロパではその内部に広大な海が存在するとみられており、太陽系で最も地球外生命が存在する可能性が高い場所とさえ言われている。一方で、その探査は分厚い地殻に阻まれており容易ではないと考えられていた。発表によると、木星に遮光されるエウロパを捉えた10回の観測のうち3回で突出した像が確認されており、これは上空200kmまで吹き上がったエウロパの間欠泉だと推定されるということである。これが事実であれば、内部の海を探索せずとも生命の存在を確認できる可能性がある。
NASAは事前に「重大発表」を行うと告知していたが、間欠泉自体は既に土星の衛星エンケラドスにおいても発見されている。そのため、SNSなどでは肩透かし的な反応も散見されるようである。
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