Windows 10のアップグレードはリリースから4~8か月以内の適用が推奨される

2016年9月27日 22:15

 2015年7月29日のWindows 10リリースから約1年が経過し、法人での導入も進んでいるという。Microsoftによると、「すでに大手企業の8割がWindows 10に関して導入検討を行なっている」そうなのだが、導入における新たなハードルもあるという(ASCII.jp)。

 記事で指摘されているのは、「Windows 10 Anniversary Update」のようなアップグレード版(「Current Branch(CB)」や「Current Branch for Business(CBB)」などと呼ばれる)のリリース後にアップグレード適用前のシステムがサポート終了となる点だ。たとえばCBは次のアップデート版がリリースされた時点、CBBは2世代後のアップグレード版がリリースされた時点で古いバージョンのサポートが終了される。日本マイクロソフトによると、CBはリリースから4ヶ月以内、CBBは4~8ヶ月以内にアップグレードを適用する必要があるとのことで、企業では検証やアップグレードのサイクルを早めることが求められるという。

 また、OEMベンダーにはWindows 10搭載PCを180日以内に出荷しなければならないという制限も化せられているため、180日間を超えて同じ仕様のPCを順次導入できないという問題もあるようだ。

 これを踏まえ、記事では「企業側が意識やルールを変えなくてはならない」とされている。

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