万里の長城、風化や人為的な破壊対策としてコンクリートで塗り固める

2016年9月27日 17:54

 中国の史跡「万里の長城」の一部が、コンクリートで塗り固められてしまったそうだ(AFP)。

 問題となっているのは、中国東北部・遼寧省の小河口地域、約8kmに渡る部分。「修復」前は城壁やでこぼことした歩道があったそうだが、現在はコンクリートで塗り固められ、長城の上部は真っ平らとなっている。

 万里の長城は自然による風化や崩壊に加え、開発による破壊や住民による盗難などで破壊が進んでいることが昨年報じられていた(サーチナ)。長城から盗まれたレンガは建材に使ったり、土産物として転売されるという。そのため中国政府が窃盗対策を講じるとも報じられていた(CNN)。

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