改憲案国民に提示は国会議員の責任―安倍首相、所信表明
2016年9月27日 12:51
安倍晋三総理は26日の国会での所信表明演説で、憲法改正へ衆参での憲法審査会での議論を促した。
安倍総理は「憲法はどうあるべきか。日本が、これから、どういう国を目指すのか。それを決めるのは政府ではありません。国民です」と提起し「改正案を国民に提示するのは、私たち国会議員の責任」と憲法に対する積極的議論を呼びかけた。
安倍総理は「与野党の立場を超え、憲法審査会での議論を深めていこうではありませんか」と各党会派が憲法審査会のテーブルに着き、議論を進めるよう促した。
衆院憲法審査会はこの日、会長に森英介元法務大臣(自民)を決めたほか、会長代理に民進党の武正公一元財務副大臣を指名した。また、民進党は憲法9条堅持の先鋒・辻元清美衆院議員を憲法審査会幹事に送り込んだ。憲法審査会での議論の重要度を優先したとみられる。辻元議員は「民進党で予算委員会メンバーに復帰。憲法審査特別委員として国会論戦に挑む」とツイッターにも書き込んでいる。(編集担当:森高龍二)