今後ボットによるトラブルが増えるかもしれない

2016年9月27日 12:17

 近年、LINEやTwitterなどのコミュニケーションツール経由でやり取りを行えるチャットボットがさまざまな分野で導入されているが、チャットボットの運用や利用にまつわるさまざまな疑問点がTechCrunchでまとめられている。

 まず挙げられているのが、ボットがユーザーのために動いているのか、それともそれ以外の業者のために動いているのかが分かりにくい、という点だ。たとえば「おすすめ商品を提示するボット」がユーザーの好みを分析して本当にユーザーにおすすめのものを提示しているのか、それとも単に業者が売りたいものを提示しているのか、判断は難しい。

 また、プライバシーの問題もある。ユーザーはボットに対して送信した情報がどのように扱われるかを確認しておく必要がある。そのほか、人間がボットに対し罵倒の言葉を投げたり、逆にボットが人間を罵倒することの是非やボットの性別問題、人間によるなりすましなども指摘されている。今後こういったものが原因でボットがトラブルになる可能性もありそうだ。

 スラドのコメントを読む | ITセクション | ソフトウェア

 関連ストーリー: ボットを介して自然言語でクエリをかけられるメモツール 2016年08月16日 ニューヨーク州、違法とされているチケット取りボットの使用者に刑事罰を与える方針へ 2016年07月05日 駐車違反切符16万枚の取り消しに成功したチャットボット弁護士 2016年07月02日 ヤマト運輸LINEアカウントにチャットボット導入 2016年07月02日

関連記事

最新記事