第一回TV討論会は米大統領選の行方に重大な影響を与える可能性

2016年9月26日 08:16


*08:16JST 第一回TV討論会は米大統領選の行方に重大な影響を与える可能性
 市場関係者が注目している民主党候補ヒラリー・クリントン氏と共和党候補ドナルド・トランプ氏の第一回TV討論会は、現地時間26日(日本時間27日午前)に行われる。民主党のクリントン候補と共和党のトランプ候補が初めて直接対決する討論会がニューヨーク州の大学で行われる。

 報道によると、今回の討論会では「アメリカの進路」、「繁栄の達成」、「安全の確保」の3つのテーマについて、約90分間討論される。このもようは地上波放送やケーブル局など複数の局で放映される。専門家は、今回の討論会の視聴者数は過去最高となる約1億人に達すると予想しており、大統領選の行方に重大な影響を与えると指摘している。

 視聴者の過半数がトランプ氏の主張に分があると判断した場合、トランプ氏は大統領選を優位に進めることができるとの見方は少なくない。市場関係者の間からは、今回のTV討論でクリントン氏の評価が大きく低下することはないとの声が聞かれているが、トランプ氏が明らかに優勢だった場合、本番の大統領選で勝利する確率は一気に高まるとみられている。その結果、金融市場における不確実性が高まり、株安・ドル安の相場展開になる可能性は否定できない。《MK》

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