23日の中国本土市場概況:上海総合0.3%安と3日ぶり反落、不動産株に売り

2016年9月23日 17:00


*17:00JST 23日の中国本土市場概況:上海総合0.3%安と3日ぶり反落、不動産株に売り
23日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比8.42ポイント(0.28%)安の3033.90ポイントと3日ぶりに反落した。上海A株指数も下落し、8.79ポイント(0.28%)安の3175.88ポイントで引けている。外貨建てB株相場も値下がり。上海B株指数は1.60ポイント(0.45%)安の353.35ポイント、深センB株指数は4.41ポイント(0.37%)安の1189.90ポイントで終了した。

各種の政策期待で買いが先行したものの、上値は重く、売りが徐々に優勢となっている。このところ指数は、ほぼ横ばいで推移していたが、週末を前に手じまい売りが出た格好だ。国慶節の大型連休(休場は10月3-7日)を来週末に控え、模様眺めのムードも漂っている。売買代金の低調も続いた。

業種別では、不動産株の下げが目立つ。金地集団(600383/SH)が3.6%安、保利地産(600048/SH)が2.6%安で引けた。不動産投機熱が「三線都市(小規模な都市)」に波及した実態が指摘されるなか、当局が一段の引き締め策を打ち出すとの懸念がくすぶっている。証券株や保険株、インフラ関連株、素材関連株、自動車株などもさえない。

【亜州IR】《ZN》

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