中国:3カ年でスマートデバイス産業振興、18年の年産5000億元超めざす

2016年9月22日 09:58


*09:58JST 中国:3カ年でスマートデバイス産業振興、18年の年産5000億元超めざす
中国がスマートデバイス産業の振興に注力する方針だ。国家発展改革員会と工業和信息化部(工業情報化部)は連名でこのほど、「智能硬件産業創新発展専項行動(2016~18年)」を発表。同産業の成長を一段と支援する方向性を打ち出した。
3カ年計画最終の18年をめどに、スマートデバイスの世界生産シェアを30%以上に引き上げる目標を設定。年産規模は5000億人民元(約7兆6100億円)超を目指す。知的財産権の保有率を10%超に高める目標も掲げた。
スマートデバイスとは、情報の収集、処理、接続の機能を有する機器を指す。双方向通信、ビッグデータサービス、感知などを可能にする。小型化・省エネルギー設計、IoT(モノのインターネット)、VR(仮想現実)、高性能姿勢制御装置、双方向通信などコア技術の確立を促す。
「インターネット+」をコンセプトとして、人口知能(AI)の受け皿としても応用可能だ。次世代の通信技術を融合することで、ウエアラブルデバイス、車載デバイス、サービスロボット、医療・健康、生産管理など各領域で用いられる。

【亜州IR】《ZN》

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