カナダと中国の研究チーム、6km以上離れた量子テレポーテーションに成功したと発表
2016年9月21日 20:44
カナダおよび中国の研究グループが、量子テレポーテーションを使った情報転送に成功したと発表した(共同通信、natureasia.com)。それぞれのチームによる論文がNature Photonics誌に同時掲載されている(「Quantum teleportation with independent sources and prior entanglement distribution over a network」、「Quantum teleportation across a metropolitan fibre network」)。
両者はそれぞれ異なる環境で異なる波長を使って実験を行っており、カナダの研究グループのほうが転送速度が速い一方、「忠実度」は中国のグループのほうが高かったという。とはいえどちらも興味深い研究結果とのことで、少なくとも都市内レベルの距離であれば量子テレポーテーションが技術的に実現可能であることが示されたという。
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