【注目銘柄】昭和産業はフシ突破して15年8月高値に接近、96年高値も視野

2016年9月20日 13:56

 昭和産業<2004>(東1)に注目したい。株価は好業績を評価する形で高値圏のフシを突破して15年8月高値に接近している。

業績は好調だ。17年3月期第1四半期(4~6月)の連結業績は、前年同期比4.4%減収だが、利益は29.5%営業増益、27.1%経常増益、10.4%最終増益だった。飼料事業は減益だったが、販売数量増や販売価格改定などの効果で製粉事業、油脂事業、家庭用食品事業などが増益だった。

17年3月期通期の連結業績予想は据え置いて売上高が16年3月期比1.1%減の2450億円、営業利益が同15.7%増の92億円、経常利益が同9.2%増の98億円、純利益が同19.5%増の71億円としている。第1四半期の進捗率は売上高24.2%、営業利益29.7%、経常利益31.6%、純利益27.4%である。利益進捗率が高水準のため通期利益予想に増額期待が高まっている。

株価は好業績を評価する形でモミ合いから上放れ、高値圏500円近辺のフシを突破した。9月13日には年初来高値となる520円まで上伸し、15年8月の高値527円に接近している。指標面に割高感はなく、これを突破すれば上げ足を速めて96年の高値597円も視野に入りそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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