北朝鮮、「ICBMのエンジン」実験に成功か

2016年9月20日 15:21

 「北朝鮮が初めて開発した新型静止衛星運搬ロケット用大出力エンジンの地上噴出試験に大成功した」と朝鮮中央通信をはじめとする北朝鮮メディアが報じたことを聯合ニュースが20日報じた。

 聯合ニュースは韓国科学技術研究院の李春根(イ・チュングン)研究委員の話として「今回の実験は事実上、大陸間弾道ミサイル(ICBM)のエンジン実験と見なすべき」と指摘しているとも伝えた。

 この地上噴出試験を視察する金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の様子を北朝鮮の朝鮮労働党機関紙は1面に9枚のカラー写真を掲載。地上噴出試験がいつ実施されたかは伝えていない。北朝鮮の金委員長が「わが国をこの数年以内に静止衛星保有国にしなければならない」と語った北当選メディアは伝えているという。

 聯合ニュースは「エンジン燃焼実験は、北朝鮮が2月7日に発射した事実上の長距離弾道ミサイル(光明星号)関連の技術開発の一環とみられる」とし「金委員長が5回目核実験に続き、10月10日の党創建記念日前後に長距離ミサイルを発射する挑発行為に出るとの見方が強まっている」と党創建記念日前後の弾道ミサイル発射の可能性も報じた。(編集担当:森高龍二)

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