明日から真似できる!「 スタミュ 」 星谷悠太 に学ぶコミュニケーション力
2016年9月17日 11:15
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
大人でも子供でも誰もが経験するであろう新生活や新学期は、これまで慣れ親しんできた場所から一転して、友達や新たなコミュニケーションを築く機会が増えてきます。
けれど、声を大にして友達づくりが得意といえる人ばかりではないかもしれません。そこで今回は、2015年10月期アニメとして徐々に人気を上げて、ファン待望の2期も決まった「スタミュ」の主人公・星谷悠太から友達づくりに大切なコミュニケーション力を掘り下げてみましょう。
決して全員が彼に好意的とはいえなかった「スタミュ」登場キャラクターたちをどう星谷がコミュニケーション力で変えていったのか、そのヒントを学んで実生活にいかしてみましょう。
■素直で純粋な感性の持ち主・星谷悠太の魅力はポジティブシンキングを支える考え方
まず主人公、星谷悠太の性格はといえば憧れの高校生を追いかけて、ミュージカルの卵たちが全国各地から集まってくる綾薙学園に入学するくらい、明るく純粋な性格といえます。
ミュージカルについてまわりの生徒にくらべて無知で、綾薙にくるまで音楽の勉強は学校のみというくらい、ミュージカルに関しては素人な星谷ですが、寮で同室となり、仲良くなった那雪透とともにオーディションを受けます。
ミュージカル学科候補生を決めるオーディションは2人の想像以上にハイレベルで、違いを痛感してしまうばかりでしたがあがり症でネガティブな那雪は、付属中学出身と実力者にも関わらず本番に弱いため自信がなく「僕はだめかも」と口にするほどです。けれどそんなとき、星谷は持ち前のポジティブで那雪を勇気づけます。
合否の発表があるまで落ちるかどうかは分からないと口にし、一見、前向きで明るい印象のある星谷ですが、彼の魅力は自身の現状を受け止めた上でのポジティブシンキングでしょう。前向きなその言葉の前には「まだまだなんだと思った」と認識して自分のレベルの低さを痛感しています。
ただ強引に前向きではなく、しっかりまわりを見ている星谷の発言だからこそ那雪も、まだ諦めるのは早いと彼の考え方を見習い尊敬をして、もう一度期待を胸にすることができたのではないでしょうか。
■星谷悠太 は強い意思表示で相手の心を掴む!厳しい言葉を言われても落ち込まないポジティブな姿勢に共感
ミュージカル学科候補生として、那雪とともに合格した星谷ですがなんと彼を待ち受けていたのはスター枠という候補生のなかでも特別なチームでした。
個性的すぎる3年生鳳樹により選ばれたチーム鳳でしたが、那雪のほかに、梨園の貴公子と呼ばれる天花寺翔、ミュージカル一家出身のサラブレッド月皇海斗、ピアノ演奏もできる苦学生空閑愁とメンバーもかなり個性的です。星谷に初めから好意的だった那雪とは異なり、天花寺、月皇はどうしてエリートの集まりであるスター枠に星谷がいるのか嫌悪感を示します。
綾薙学園中等部主席の月皇はミュージカルのエリート一家という重責から、ミュージカルスターである兄の話題になると激昂する悪い癖がありました。星谷が純粋にミュージカルスターのお兄さんを持ってすごいと褒めたにも関わらず一方的に怒ってしまいます。
星谷が頑張って練習をしてみんなに追いつこうとしていることを知っているのに、「頑張る頑張ると馬鹿の一つ覚え」と切り捨ててしまいます。けれど、月皇を変えたのは星谷の仲間思いな姿勢でした。スター枠のチーム柊のメンバーに兄のことで因縁をつけられて感情を抑えきれなくなった月皇は、手を上げてしまいそうになりますが、咄嗟に星谷は月皇の拳を受け止めます。
落ちこぼれと自分のことを侮辱されるのは構わないけれどチームメイトのことをいわれるのは許せないという一心からでした。この言葉に少しずつ月皇も星谷のことを信頼していきます。
月皇を変えたのは、星谷の仲間思いで時には自分のことより相手のことを思いやるができるという優しさです。
■友達づくりの第一歩! 嫌われている相手でもけして逃げない諦めない強さ
チームに相応しくないと最も星谷がスター枠にいることを認めていなかったのが天花寺翔です。天花寺は歌舞伎役者として、演技を学びに家のすすめで入学しましたがこれまでずっと先頭を走ってきたと自負する天花寺にとっては、素人がいることが許せない事実だったのです。
「チームを抜けろ」「役に立てないなら付き人になれ」と星谷に強く迫りすが、星谷の答えはノーでした。自分の不甲斐なさを認めた上で星谷はもっと努力すると宣言します。普通だったら逃げ出したくなるくらいの強い言葉で天花寺は星谷のことを否定することもありましたが、星谷が天花寺のことを悪く思うことはないのは、星谷が人の頑張りを推察できるだけの頭の良さがあるからでしょう。
だからこそ努力するという前向きさも、ただ口だけではなくて、絶対上手くなりたい、チームメイトに迷惑をかけたくないという決意がちゃんと込められています。星谷の言葉は上っ面のものではなく多くのキャラクターを魅了しているのは魂がこもっている言葉だからです。
天花寺のペットであるタヴィアンが脱走した騒動をきっかけに、最後までタヴィアンを探す星谷の姿に天花寺も心を開いていきます。嫌われている相手からの信頼をつかんだのは、星谷の逃げない、諦めない姿勢でした。
ただの前向き主人公ではなくて、相手のことを思いやり推察した上で、時には強い言葉を口にする星谷のコミュニケーション力は、コミュニケーションに不安があるという人にとってお手本になるのではないでしょうか。
いろいろと為になった今回の豆知識コラム如何でしたか?どんな環境においても、「仲間を作れる能力」は、学校や仕事場で持っていれば確実に自分に有利に働いてしまう能力ですよね。実社会ではチートレベルの能力といっても過言ではないですね。
この能力の基礎となるのが、今回のコラムで言うところの「コミュニケーション能力」です。是非とも「 スタミュ 」の 星谷悠太 に学んでみて下さいね。
題名:スタミュ
監督:多田俊介
主な出演:花江夏樹、小野賢章、ランズベリー・アーサー、細谷佳正、前野智昭
公式サイト:hstar-mu.com
公開日:2015年10月5日
製作会社:C-Station
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(あにぶ編集部/あにぶ編集部)
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