ホンダの人気ミニバン「フリード」が新型にスイッチ。ハイブリッド初の4WDもラインアップ
2016年9月16日 20:24
ホンダは同社の最もコンパクトなミニバン「フリード」をフルモデルチェンジして9月16日に発売した。新型は3列シート仕様の「FREED(フリード)」と2列シート仕様の「FREED+(フリードプラス)」をラインアップ。加えて、福祉車両を用意し、多様なニーズに応える16通りのワイドなバリエーションを揃える。コンパクトミニバン初のハイブリッド4WD車に加え、車いす仕様車にもハイブリッドを設定した。
新型フリード/フリード+は、「7days Wonderful Mobility」をコンセプトに、「いつでも」「どこでも」「だれでも」用途に応じて思いどおりに使えるコンパクトミニバンとして開発。先代フリードでも好評だった“ちょうどいい”を、さらに進化させたクルマとなった。
さまざまなシーンに対応する多彩なシートアレンジが可能な、コンパクトミニバンクラストップの広い室内空間を確保。さらにフリード+では、荷室を超低床化することで使い勝手を向上させ、車中泊も可能なフラット空間と、床下収納を同時に実現した。
さらに、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」をタイプ別に設定し、安全性能を高めた。
ハイブリッド車には「SPORT HYBRID i-DCD」を採用し、ミニバントップレベルのJC08モード燃費27.2km/リッターという優れた低燃費を実現した。同時に多人数乗車時の坂道でもパワフルで力強い走りを実現したという。
ハイブリッドシステム構成は、1.5リッターのアトキンソンサイクルエンジン(110ps/13.7kg.m)を出力29.5ps・トルク16.3kg.mのモーターがアシストする。このモーターにはデュアルクラッチ式のトランスミッション7速DCTが内蔵されている。
駆動用バッテリーはリチウムイオン電池で、先代では3rdシート下にあったものをIPU(インテリジェントパワーユニット)一体で1列目シート下に収納した。
ガソリン車のエンジンは、1.5リッター4気筒で、最高出力131ps、最大トルク15.8kg.mと十分以上の性能を持つ。トランスミッションはCVTで、ガソリン車のJC08モード燃費も19.0km/リッターと優秀な値だ。
フリード・ハイブリッド(FF車)の価格は225.6万円から265.6万円。ハイブリッド4WDは、247.2万円から272.8万円。ガソリン車(FF車)は188.0万円から212.16万円、4WDは209.6万円から233.2万円。
フリード+ハイブリッド(FF車)の価格は227.6万円から267.6万円。ハイブリッド4WDは、262.8万円から274.82万円。ガソリン車(FF車)は190.0万円から212.0万円、4WDは223.2万円から235.22万円。(編集担当:吉田恒)