スマホゲームアプリへの課金率全国一位は香川県
2016年9月15日 12:42
広告代理店の大広がスマートフォンアプリの利用実態について、都道府県でどのような傾向があるかアンケートを実施した。全国47都道府県の20~59歳を対象に人気ゲームアプリを中心に20アプリについて調査は行われた。調査項目は「利用時間」、「課金状況」、「課金額別のユーザー実態」などだ。利用時間と課金層が最も多い都道府県は香川県という結果になった。
利用時間の全国平均は30分未満が65.9%と、短い時間でゲームアプリを楽しんでいる傾向があることが分かる。1日のゲームアプリ利用時間の項目で1位の香川県は、同時に1日2時間以上利用している都道府県としても全国1位となっている。1日2時間以上利用している都道府県は徳島県や高知県も上位にランクインしており、四国地方はゲームアプリのヘビーユーザーが多いことがわかった。
ゲームアプリへの課金状況に関しては、全国平均が本年度12.2%、昨年度は14.6%なので課金をせずにゲームアプリを楽しむ傾向が増えていることが読み取れる。都道府県別にみると、課金をしているユーザーが日本一多いのは香川県の20.0%。月に1万円以上の課金をする課金ヘビーユーザーが5.0%と日本で一番多いのも香川県である。
昨年度の調査では、香川県のゲームアプリの利用時間は24位、課金ユーザーは35位、課金ヘビーユーザーが31位と比較的下位に属している。いずれの項目も今年度になって大幅にランクアップした形になっていた。
ゲームアプリをダウンロードする際の重視点を見ていくと、課金ヘビーユーザーは「有名な企業のアプリである」が1位となり、次いで「テレビCMをしている」が挙げられた。このことから、企業名を含むテレビCMは課金ヘビーユーザーへのアプリダウンロードに強い影響があることが推察される。それに対し、無課金ユーザーは「通信料・料金がかからない」ことを重視しており、アプリのダウンロードの時点で課金ユーザーと無課金ユーザーに差があることがわかった。(編集担当:久保田雄城)