自動車の空力特性が変化するというアルミテープ、トヨタの新86にも採用
2016年9月15日 11:04
maia 曰く、 旧聞なのかもしれないが、自動車のボディやバンパーに貼った「アルミテープによる空力コントロール」技術がある。トヨタが特許(国際公開番号WO/2015/064195)を取ったもので、ノア・ヴォクシーや86に純正採用されているようだ(Response)。
アルミテープで静電気を放電し、空気の流れを整え、タイヤ接地性の向上、ロール制御、ヨースタビリティ、操舵応答などに効果をもたらすという。50km/h程度ではっきり効果が分かるらしいが、敏感なら20~30km/h程度でも違いがわかるという。テープの正式名称は「モールテープナンバー1」といい、スリットが入った形状となっている。
テープを貼るだけで「タイヤ接地性の向上やロール制御、ヨースタビリティ、操舵応答などに効果をもたらす」というのはにわかには信じられないのだが、新型86では実際に両サイドウィンドウ下部とステアリング下コラムカバー内にアルミテープが貼られており、「有り・無しで誰時でも実感できるほどの効果が得られる」という。
走行中に車体が帯電すると、帯電した空気との間で反発力が働き空気の流れが乱れて空力が低下するとのことで、アルミテープで放電することでこの空力低下を防げるという仕組みらしい。テープを貼るだけなので試しやすいというメリットもあるが、実際に試した方の感想を知りたいものである。
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