ミサイル防衛「THAAD配備含め調査」―稲田朋美防衛相

2016年9月14日 11:30

稲田朋美防衛大臣は13日の記者会見で、韓国が対北朝鮮弾道ミサイル対策として米国の地上発射型弾道弾迎撃システム・高高度防衛ミサイル(THAAD)の配備を決めたが、日本においても「しっかり調査していく」とTHAAD配備を含めて検討していく考えを示した。日米間ではすでに調整が進んでいるとも予想される。

 この日の会見で、稲田大臣は、北朝鮮がさらなる核実験の準備をしているとの見方を韓国国防省がしているが、日本の受け止めをと記者団に聞かれ「報道について承知しているが、個々の具体的な情報の内容については事柄の性質上、コメントは差し控えたい」とした。

 そのうえで「北朝鮮は核ミサイル開発を今後も進めていく姿勢を崩していない。引き続き、核開発を継続していくものと考えられる」と語った。

 稲田防衛大臣は「北朝鮮のミサイルに対し、ミサイル防衛力というものをしっかりと整えていく、さらに、日米同盟の強化、さらに情報という意味でも日米韓の協力が必要と思っている。日米韓にとどまらず、関係諸国との協力が必要と思っている」と語った。(編集担当:森高龍二)

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