【注目銘柄】ビリングシステムの16年12月期予想に再増額余地、調整一巡して基調転換の動き

2016年9月13日 16:37

 ビリングシステム<3623>(東マ)に注目したい。16年12月期連結業績予想を増額修正したが、依然として保守的な印象が強く再増額余地がありそうだ。株価は調整一巡して基調転換の動きを強めている。出直りが本格化しそうだ。

 16年12月期連結業績予想については8月10日に増額修正して、売上高が前期比22.9%増の18億23百万円、営業利益が同1.5%増の1億66百万円、経常利益が同0.4%増の1億65百万円、純利益が93百万円の赤字(前期は1億43百万円の黒字)としている。

 純利益は投資有価証券評価損計上で赤字見込みだが、英国のEU離脱問題等による株価や為替相場の乱高下により、第2四半期累計で利益率の高いクイック入金サービスの取次件数が見込みを大幅に上回った。主力の公共料金支払代行サービスも堅調に推移している。

 下期は為替が落ち着くとの前提で保守的な見込みとしているが、修正後の通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高52.2%、営業利益78.9%、経常利益78.8%と高水準であり、通期再増額余地がありそうだ。

 株価は8月の年初来安値圏3000円近辺での調整が一巡し、基調転換の動きを強めている。9月12日は3670円まで上伸した。日足チャートで見ると25日移動平均線を突破し、25日移動平均線が上向きに転じた。また週足チャートで見ると13週移動平均線を突破した。出直りの動きが本格化しそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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