遺伝子分析により、キリンは4つの種に分類できるとの研究結果

2016年9月11日 20:36

アフリカ大陸に生息するキリンはこれまで考えられていた単一種ではなく、異なる4つの種に分類できるという研究結果がCurrent Biologyで発表された(論文The Vergeの記事毎日新聞の記事AFPBB Newsの記事)。 現在、キリンは分布域や体表の模様などにより9亜種に分類されることが一般的に認められている。研究チームがアフリカ各地に生息するキリンの核DNAおよびミトコンドリアDNAの分析を行ったところ、一部の亜種が別の種として識別されることがわかったとのこと。その結果、研究チームではキリンを4つの種に分類することを提案している。 4つの種は以下のように分類される。 南部のキリン(Giraffa giraffa) アンゴラキリンとケープキリンの2亜種を含む   マサイキリン(Giraffa tippelskirchi) マサイキリン(キタローデシアキリンを含む)   アミメキリン(Giraffa reticulata) アミメキリン   北部のキリン(Giraffa camelopardalis) ヌビアキリンとウガンダキリン、コルドファンキリン、ナイジェリアキリンの4亜種を含む スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | バイオテック | サイエンス

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