豊洲市場の主な建物の下は盛土がされておらず、空洞だった

2016年9月11日 17:30

maia 曰く、  移転が延期された豊洲市場だが、水産物や青果などを扱う主要な建物の床下が空洞で、盛土されていなかった事がわかった(小池都知事記者会見毎日新聞の記事産経ニュースの記事FNNの記事)。 2008年7月に土壌汚染対策専門家会議が提言したのは、表土を2m削り、4.5mの盛土を行うことであり、予定地の大部分は厚さ25~40cmのコンクリート床または厚さ30~40cmのアスファルトで覆われる計画だった。しかし、実際には汚染土壌を除去して分厚いコンクリートで覆ったのみで盛土は行われず、床下は配管などを敷設するための空洞となっているという。 その一方で、都は「万全な土壌汚染対策」で盛土に関する説明を修正しておらず、対策工事が完了したと発表している。コンクリートの厚さは35~45cmということで、法令で求められる土壌汚染対策の水準(10cm以上のコンクリートで覆う)を上回る対策には違いないが、とにかく今まで床下が空洞だったことは知られていなかった。要するに都はこれまで虚偽の説明をしてきたわけで、移転賛成派もショックを受けているという。 床下は配管スペースという説明があるようだが、配管はいずれ交換時期も来る。床下の空気は汚染されていないのだろうか。基準やモニタリングがクリアされていればいいという話が今になって簡単に通用するだろうか。真相や全貌はこれから調査されるのだろうが、なんでこうなったのか。

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