アップル、「iPhone 7」「iPhone 7 Plus」を16日発売―初の防水・Suica対応

2016年9月8日 17:32

 米アップル(Apple)は7日、スマートフォンの新モデル「iPhone 7」(4.7インチ)、「iPhone 7 Plus」(5.5インチ)を発表した。カメラ機能の改善、Suicaへの対応、防水性能などが特徴。日本など世界25カ国で16日から販売開始される。

 デザイン面では、本体色としてシルバー、ゴールド、ローズゴールドに加えて、マット仕上げブラックと、高光沢で深みのあるジェットブラックが新登場する。スペースグレイは廃止された。Android端末では早くから対応していた防水性能をiPhoneシリーズでは初めて搭載した。ホームボタンも刷新し、耐久性や反応性を高めているという。また、圧力を感知する機能も備えた。

 また、決済システムのApple Payが日本国内でも提供開始され、Suicaに対応した。Suicaの情報をiPhone端末に転送すれば、以降はiPhone端末でSuicaのタッチ決済が利用できるようになる。

 カメラはメインカメラの画素数は1,200画素でiPhone 6sから変化がないが、レンズの開口部が広くなって光が少ない環境でもきれいな写真が撮りやすくなった。フラッシュは、iPhone 6sから明るさが50パーセントアップした。

 また、iPhone 7 Plusは広角レンズと望遠レンズの2つのレンズを搭載し、2倍光学ズームが可能となった。デジタルズームも使えば、写真では10倍、ビデオは6倍のズームで撮影できる。

 CPUはA10チップで、iPhone 6と比べればプロセッサの処理速度は2倍、グラフィックスの処理速度は3倍高速という。省エネ性も高まり、バッテリ駆動時間は、iPhone 6s、iPhone 6s Plusと比べて、iPhone 7で2時間、iPhone 7 Plusで1時間伸びた。

 オーディオの面では、初めてステレオスピーカーを搭載した。イヤホンジャック(端子)はなくなり、LightningコネクタがついたEarPods(イヤホン)と通常のイヤホンをLightning端子に接続できるようにする3.5mmヘッドフォンジャックアダプタが付属する。

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