ディーゼル 30周年記念で日本でショー開催 - ローラ&水原希子が纏う16年秋冬
2016年9月6日 22:35
ディーゼル(DIESEL)は、日本上陸30周年を記念して、2016年9月6日(火)にファッションショーを開催した。
会場となった、東京・品川の寺田倉庫にはカラフルなネオンが立ち並び、外国人から見た日本を象徴するような‟ネオ東京”が出現。アーカイブのシーズンビジュアルが街頭広告のように飾られ、おでんやケバブを提供する屋台も設置された。
アニバーサリーを祝うランウェイショーは、ニコラ・フォルミケッティのメッセージからスタートする。日本はこれまでもブランドにとって重要であること、そしてファッションショーを楽しんで欲しいという思いが電子版に綴られている。
ファーストルックを飾ったのは、国外問わず活躍の場を広げるモデルの水原希子。チュールをふんだんに飾ったミニドレスに、ブラックレザーのサイハイブーツ。ロックが香るいでたちに、シックなリップカラーを合わせて挑発的に決めている。
続くのは、現在展開中の2016年秋冬コレクションや、N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)とコラボレーションアイテム、koike.(コイケ)デザイナー小池優子との共同ピースなど。アイコンのデニムからは、斜めに縫いつぐバイアスカットを用いた進化系デニム「バイアスカットデニム(Bias Cut Denim)」のピースなどが揃った。
特筆すべきはバリエーションに富んだアウターたち。アイスクリームのように何段にも色を重ねたダウンジャケットや、もこもこのボア・ファーを飾ったコートなど、パンチの効いたアイテムが揃う。
その着こなしも斬新で、ミリタリージャケットをパックパックのように背負ったり、装いより重量感のあるコートを腰巻したりしている。レザージャケットは、ゴールド地とファーのミックスによって煌びやかなものへと昇華。また、フレアラインのライダースや身幅・袖幅をたっぷりとって着物風に仕立てたデニムジャケットなど、アイコンピースにも新しい命が宿っていた。
ショーは、男女のモデルが入り組む形で構成。ジャケット+スラックスで男性らしく、フリルやチュールを使ってガーリーに…と性差を活かしたコーディネートをみせたかと思えたば、ビックサイズのニットを男女異なる着方で提案したりと、様々な形でディーゼルを楽しませる。ラストルックはモデルのローラ。侍のように結ったポニーテール姿で登場し、ムートンファーのパッチワークコートを鮮やかな着こなしていた。