ReLIFE | Report 7 「被験者001→002」【感想コラム】
2016年9月6日 10:58
記事提供元：アニメコラムサイト｜あにぶ
こんにちは。今回の感想を書くにあたって、いろいろ調べたところ、comicoのReLIFE単体アプリ（comicoアプリともReLIFEチャンネルとも別モノです。）に ReLIFE 第7話のエピソードにまつわる番外編が掲載されていたことと、そのアプリが今はもう公開されていないことを知って、驚愕しました。
私は千鶴以上にぼっちなので、友人知人のアプリを見せてもらえる機会もなく、原作54話の千鶴みたいに「comico ReLIFE単体アプリ 友達 いない」で検索しても解決方法が見つかりません。
comicoさん、もしアニメ版 ReLIFE のTV放送を控えて、杏の正体に関するネタバレ防止目的でReLIFE単体アプリの公開を終了したのであれば、解禁祝いとして番外編だけcomicoアプリに再掲とか、検討していただけないでしょうか？
■干渉し過ぎじゃなイカ？
夜明はいつも通り、新太のReLIFE実験レポートを書いています。文面にしれっと、新太と杏が再試をクリアしたと書かれてます。ようやく（大神も含めて）無間地獄から解放されたけど、すぐに中間テストがあるんですよね…
そしていつも通り、新太に被験者として好ましい変化が見えると評価しつつ、ふと（失敗サンプルだった）被験者001の実験について回想します。
夜明は偉い人たちに囲まれて、被験者に干渉し過ぎだと吊るし上げられてます。その後、001から助言を求める電話がかかってきたけど、夜明は焦らなくていいから頑張れと、優しい口調で突き放します。
早くも前回の「半分嘘」について、ひとつ明らかになりました。夜明は前年、研修のやり直しではなく、001をサポートしていたのです。
■初めましてじゃないんだよ～おかわり～
夜明は被験者002候補の適性調査を命じられ、新太がバイトしているコンビニへ出かけます。わざと自分の財布をレジ前の商品棚に置き忘れて店を出ていくと、すぐに新太が追いかけてきて、財布を返してくれました。夜明は新太の気遣いに好感を抱きます。
そこに杏がやってきて、001の実験について尋ねると、夜明は「上の指示通りやっている」「結果は誰にも分からない」とはぐらかします。
これも「半分嘘」に含まれるのか、第6話で、杏がコンビニでバイトしていた新太に会っていたことを明かしたわけですが、夜明も会っていたのです。新太はどっちも覚えてませんでしたが…
■サポート足りなくなくなくない？
夜明はまた偉い人に呼ばれて、冒頭とは逆に被験者へのサポートが手薄だったのではと叱られます。その後、001を訪ねて、1年間の実験が失敗に終わったことを告げ、サポートが足りなかったことを土下座して詫びます。
001宅からの帰り道、雨の中、傘も差さずにうつむき加減で歩く夜明に杏が傘を差し掛けます。
偉い人たちの理不尽な仕打ちにどうすれバインダーと落ち込み、001に何もしてあげられなかった自分を責める夜明に、杏は、次の被験者が新太に決まり、夜明が新太のサポート役に決まったことを伝え、落ち込んでる暇はないとハッパをかけます。
■小野屋杏、推して参る！
夜明は研究所から帰る途中、杏の部屋に立ち寄って、セーラー服や教科書など、青葉高校に潜入するための道具一式を届け、新太について雑談を交わします。
そして話題が新太の人柄に及ぶと、夜明は、新太が情に厚ければ厚いほど、むしろ心に抱える闇は深いかもと懸念します。
自分のせいで大切な人を失って、どこまで立ち入るべきだったのか、逆に首を突っ込むべきじゃなかったのか確かめるすべがなく、自信を失ってるんじゃないかというのです。
…この「大切な人」は、第5話で新太が回想していた新人教育係の先輩女性のことでしょうか？でも、失って確かめるすべがないって、なんか意味深なセリフです。
杏は、だからこそReLIFEで新太が自信を取り戻せるんじゃないか、新太とならきっとうまくやれるんじゃないかと、夜明を励まします。
コンビニで夜明が新太の適性を調査した時は、自分が選んだ新太を夜明に横取りされるのではと疑っていた杏ですが、いざ正式に新太の担当が夜明に決まると一転、夜明と新太のReLIFEを応援する様子から、杏が夜明×新太のカップリングを期待してるように見えるのは、勘繰り過ぎでしょうか？
腐女子フィルターを外して考えると、杏は、他人の問題にどこまで首を突っ込むべきか迷ってる夜明に、同じ境遇の新太を担当してもらうことで、夜明自身の自信も取り戻してほしいと思ってるように見えます。アラサーフェイクメガネなのに気立てのいい娘です。
■海崎、バイトやめるってよ
新太から夜明に、大人に戻る薬が欲しいと電話がかかってきました。001からの相談と重なったのか、早くもReLIFE実験のクーリングオフを申し出るつもりなのか、夜明は一瞬硬直しますが、聞けば、コンビニのバイトを辞めるにあたり、世話になった店長に直接会って意向を伝えたいのだとか。夜明は胸をなでおろしました。
夜明はすぐさま開発研究部の天ケ瀬に薬を申請して、なぜ夜明の分も必要なのかと問われ、転校初日まで同じクラスだと知らせず、新太を驚かすのが楽しみ…ってのは建前で、サポート役が常時そばにいるとあらかじめ分かっていたら、被験者が気を緩めてしまうからと答えます。
本音と建前が逆のような気もしますが、第4話の新太電話相談室とか第5話のリライフ生活笑百科（家飲み解決コーナー）を振り返ると、1年間の001サポート経験を通じて、夜明もサポート担当として成長しているみたいです。
あと、新太の驚く顔を想像するだけでゾクゾクすると語る夜明の顔ったら…夜明がドSだってのは嘘じゃないみたいです。なんて、夜明の性格は第6話で言及されてないから、本当も嘘もないんですけど…
■ReLIFE Report 7 ED
今回のEDは、ポルノグラフィティの「サウダージ」です。タイトルからして「切ない」って意味の言葉だし、「いつかまた逢いましょう。その日までサヨナラ」とか「あなたは去っていくの。それだけはわかっているから」という歌詞も、夜明と新太…というか、サポート役と被験者の関係を思わせます。
気になるのは、「その日までサヨナラ」に続く言葉が「恋心よ」…そう、ラブソングなんです。この曲が新太×夜明ルートの前フリだと思った人は、正直に手を挙げてください。
■あとがき
今回のタイトル「被験者001→002」って、夜明が担当する被験者が001から002に変わるって意味だったんですね。
私は、001から新太にメッセージが届くとか、001本人が新太の前に現れてReLIFE実験の裏側を暴露して、新太と001の被験者チームが政府の陰謀に立ち向かうという後半の流れを勝手に想像していたんですけど、さすがにそんなキテレツなプロットが採用されないのも、あたり前田のクラッカーって感じです。
それはさておき、主人公の新太は、放送日が（TV番組の放送日時表記の通例では）誕生日だったにも関わらず、ほとんど出番がなくて不憫でした。
夜明と杏だけでなく、制作陣にまでイジられるキャラとして定着し、どんどん見せ場がなくなって、実験終了後、「観察の結果、特に変化が見られなかったあなたに紹介できる就職先はない」と見放されてしまうのでしょうか？
今後の動向を注視したいと思います。
ReLIFE | Report 6 「初めましてじゃないんだよ」【感想コラム】
(あにぶ編集部/anIORIent asst.）
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