日露首脳、11月・12月にも会談を約す

2016年9月4日 17:09

 安倍晋三総理は2日、ウラジオストクでロシアのプーチン大統領と会談。「平和条約について、二人だけで、かなり突っ込んだ話ができた」と会談後に、今後の話し合いに前進への手ごたえを語った。

 安倍総理は「プーチン大統領と日露関係だけではなく、北朝鮮問題、シリア、ウクライナ問題といった国際社会が直面する諸課題について、ゆっくりと時間をかけて議論をした」とし、特に平和条約について突っ込んだ議論を行うことができたと思うとした。

 安倍総理は平和条約締結に課題となっている北方領土問題について「新しいアプローチに基づく交渉を今後具体的に進めていく。その道筋が見えてきた、その手応えを強く感じ取ることができた会談だったと思う」と総括した。

 安倍総理は「70年以上にわたって平和条約が締結されていない。この異常な状況を打開するためには首脳同士の信頼関係のもとに解決策を見出していくしか道はないと思う」と語った。

そのうえで「11月に開催されるペルーのAPECにおいて首脳会談を行う約束をした。また12月15日に山口県にお迎えし、首脳会談を行う合意をした」と11月、12月と期間を置かずに首脳会談を重ねることで、課題解決へ前進を図る考えを示した。(編集担当:森高龍二)

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