【注目銘柄】光ビジネスフォームは通期営業利益は上ブレする見通しで、配当利回り妙味が増す
2016年8月31日 15:35
■ミニゴールデンクロスを示現
光ビジネスフォーム<3948>(JQS)は、ミニゴールデンクロスを示現、通期営業利益は上ブレする見通しで、配当利回り妙味が増す銘柄として注目したい。
同社は、ビジネスフォームの印刷を通じて長年培ってきた印刷や加工の技術を基に、システム開発・プリンターによるデータ出力・メーリングサービスへと展開している。企業のペーパーレス化やアウトソーシングに係る多種多様なニーズへ迅速かつ柔軟に対応し、常にクオリティの高い製品・サービスを提供している。
今2016年12月期は、生産面において全生産拠点での人員・設備の効率的配置や省力化投資により生産機能のレベルアップを図り、原価率のさらなる低減を目指すと共に、新しいサービスの提供向上に注力している。営業面では、ビジネスフォームと情報処理の技術を総合的に組み合わせて新しい成果に結びつけるような活動を積極的に推進。特にBPOの分野で、顧客ニーズの変化に迅速に対応する、総合的かつ具体的なソリューション提案力のレベルアップに努めることにより、顧客層の拡充と付加価値の高いサービスの提供をしている。
今16年12月期第2四半期業績実績は、売上高が37億5600万円(前年同期比4.3%増)、営業利益が2億3300万円(同25.1%増)、経常利益が2億1800万円(同12.4%増)、純利益が1億3500万円(同15.8%減)に着地。
通期業績予想は、売上高が71億5000万円(前期比2.4%増)、営業利益が2億7000万円(同25.3%増)、経常利益が2億7000万円(同28.5%増)、純利益が1億7000万円(同5.4%増)を見込んでいる。配当は36円(第2四半期末18円、期末18円)継続を予定している。
株価は、1月7日の年初来高値455円、4月28日高値453円と買われた後、6月24日に年初来安値383円と調整。その後、小動きとなっているが、ミニゴールデンクロスを示現し、出直る気配となっている。一般帳票類やデータプリント及び関連加工、サプライ商品が好調で、第2四半期営業利益は通期計画に対する進捗率は86.3%に達し、通期業績予想は上ブレする可能性が高い。PBR0.36倍と割り負け、配当利回りは4.2%と利回り妙味は増しており、買い妙味が膨らみそうだ。(N)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)