NTTコム、モバイルルーター新製品「Aterm MR05LN」―デュアルSIMの自動切り替えが可能に
2016年8月31日 09:08
NTTコミュニケーションズは30日、個人・法人向けにLTE-Advanced対応のモバイルWi-Fiルーター「Aterm MR05LN」を提供開始すると発表した。価格(税別)は、クレードルなしタイプが2万1,900円、クレードル付タイプが24,600円。レンタル料金(税別)は月額934円(クレードルなしタイプ)。販売、レンタルの受付開始日は9月1日。
同製品は3つの周波数の電波を束ねる3CA技術を採用する。これにより、同社が提供する通信サービス「OCN モバイル ONE」などと合わせて使用することで下り最大337.5Mbpsの通信速度で快適にモバイル通信ができる。また、3つの周波数帯の電波を束ねて使用するため、1つあるいは2つの周波数帯を使用する従来方式よりも通信速度を低下させないで安定した通信を可能にする。
あらかじめ端末にセットした2つのSIMカードを、抜き差しすることなく用途に合わせて切り替えて使用可能なデュアルSIM機能が強化されていおり、時間帯や曜日、通信量上限、クレードル着脱など、事前設定した条件に基づいて自動で2つのSIMを切り替えることができる。平日は「会社名義のOCNモバイルONE for Business用のSIM」、週末は「個人名義のOCNモバイルONE用のSIM」といった切り替えができる。
また、SIM切替時間が前機種の約40秒から約10秒に大幅に短縮した。再起動なしに切り替えられるため、Wi-Fiが切断されることもないという。
厚さ11mmと、前機種と同じスリムデザインを継承しながら、連続通信時間は最大約12時間から約14時間に、連続待機時間も最大約1,000時間から約1,250時間にアップした。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る)