映画『何者』主演に佐藤健、有村架純・菅田将暉ら出演 - “就活のリアル”描く朝井リョウの小説を実写化
2016年8月23日 16:10
映画『何者』が、2016年10月15日(土)より全国の劇場で公開される。
原作は、平成生まれの作家として初めて直木賞を受賞した、朝井リョウによるベストセラー『何者』。『桐島、部活やめるってよ』で等身大の高校生を描き切った朝井が、就職活動を通して自分が「何者」かを模索する5人の大学生を描いた話題作だ。
本作の主演を務めるのは、『バクマン。』『世界から猫が消えたなら』と立て続けに主演作が公開されるなど、今最も旬な俳優の一人・佐藤健。その他、初主演の民放連続ドラマが話題となっている有村架純をはじめ、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之と世代を代表する若手実力派俳優陣が集結した。
監督・脚本は『ボーイズ・オン・ザ・ラン』『愛の渦』といった映画でも高い評価を得ている、演劇界の若き鬼才・三浦大輔が担当し、一筋縄ではいかない現代のリアルが詰まったこの問題作を、深みのある演出で描き出す。
また、プロデューサー・DJの中田ヤスタカが本作の劇中音楽・主題歌を担当することが決定。作詞・ゲストボーカルとして、米津玄師も参加している。『何者』で描かれている若者たちの葛藤や世代観を射抜く、米津玄師による等身大な歌詞と、中田ヤスタカによるダイナミックなダンストラックが融合した主題歌となっている。
さらに、バンド「忘れらんねえよ」と「LAMP IN TERREN」も楽曲を提供。劇中では「OVER MUSIC」というバンドのボーカル兼ギターを担当する光太郎を演じる菅田将暉が、実際にその曲をライブシーンで熱唱。撮影の約1ヶ月前から本格的に練習を開始し、本物のバンドさながらの勢いと一体感のある演奏を魅せ、疾走感あふれるナンバーやバラードなど計3曲を披露している。
【作品情報】
映画『何者』
公開日:2016年10月15日(土)
キャスト:佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之ほか
監督・脚本:三浦大輔(『ボーイズ・オン・ザ・ラン』『愛の渦』)
原作:朝井リョウ『何者』(新潮文庫刊)
©2016映画「何者」製作委員会
【ストーリー】
就活の情報交換のため一つの部屋に集まった、5人の22歳。かつて演劇サークルで脚本を書いていた、人を分析するのが得意な拓人(佐藤健)。天真爛漫で何も考えていないようで、着実に内定に近づいていく光太郎(菅田将暉)。光太郎の元カノで、拓人が思いを寄せ続ける、実直な性格の瑞月(有村架純)。人一倍「意識高い系」でありながら、結果が出ず不安を募らせていく理香(二階堂ふみ)。社会の決めたルールには乗らないと宣言しながらも、焦りを隠せない隆良(岡田将生)。海外ボランティアの経験、サークル活動、手作り名刺、SNS、業界の人脈...。様々なツールを駆使して戦っていく就活生たち。企業に入れば「何者」かになれるのか、自分は「何者」になりたいのか――。そんな疑問を抱えて就活を進める中、5人はそれぞれの思いや悩みをツイートするが、一緒に過ごすうちに、就活のやり方やスタンスに嫌悪感を覚えることもあり、徐々に人間関係が変化していく。そして拓人はサークルOBのサワ先輩(山田孝之)に相談するも、思うようにいかない現実に苛立ちを隠せなくなる。やがて「内定者」が現れたとき、抑えられていた妬み、本音が露になっていく。そして、ようやく彼らは自分を見つめ直す。果たして自分は「何者」なのか。