超音波を使ったシカ用踏切、近鉄が開発

2016年8月22日 21:17

 近畿日本鉄道(近鉄)が電車とシカの接触事故を防ぐため、超音波を使った踏切のようなシステムを開発した(時事通信Jタウンネット)。

 このシステムは、線路脇に設置した防護ネットの一部に隙間を空け、そこに超音波発生器を設置したもの。電車が通過する際はシカが嫌う超音波を発生させることでシカが近づくことを防ぎ、それ以外はシカがその隙間部分を横断できるようにする仕組み。近畿日本鉄道では年間300件のシカとの接触事故があったそうだが、設置後は今のところ事故は起きていないという。

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