850社が出展 国内最大のファッション合同展示会「第7回ファッションワールド東京 秋」11月開催

2016年8月12日 10:46

このほど都内で行われた出展者向け説明会。大阪での展示会開催を望む声も多いという。

 リード エグジビション ジャパンが11月に開催するファッション合同展示会「第7回 ファッションワールド 東京 秋」が前回の2015年秋展(150社)に比べて1.2倍増の850社が出展する。ダイレクトにビジネスにつながる場として認知が高まっており、バイヤーの来場数も前回(約2万300人)比1.4倍増の2万8,000人を見込んでいる。

 「ファッションワールド」は2010年、国際アクセサリーEXPOの単独展としてスタート。年々カテゴリーを広げ、現在は、「第4回国際アパレルEXPO 秋」「第5回国際バッグEXPO 秋」「第5回国際シューズEXPO 秋」「第7回国際アクセサリーEXPO 秋」「第3回MEN'S TOKYO 秋-国際メンズファッション展-」「第2回国際OEM EXPO 秋」「第2回テキスタイル東京 秋-国際生地・素材展-」の7つの展示会で構成する合同展示会へと成長した。

 出展社・来場者数ともに順調に伸びている要因として、同社は、“ビジネスに直結する展示会としての認識が高まっている”と分析。その施策として、①商談対象者だけに絞って来場を誘致している、②来場者のネームプレートを業種ごとに色分けすることで、出展社がひと目で顧客を見分けて売り込みやすいようにする――ことなどをあげている。海外バイヤーの来場が急増しているのも、近年の大きな動き。「前回展では中国、台湾、韓国を中心に海外バイヤーの増加が見られた。今後は世界全域から来場者を集めたい」(同社)といい、今回は前回展の2倍にあたる2,000人の来場を計画している。

 出展社向けにこのほど行われた説明会には、400人が参加。同社の近年の活動実績や、オン&オフライン双方を駆使した来場者集客のための活動などを報告するとともに、出展社に向け、新規顧客の獲得や、商談に結び付けるための具体的なアドバイスも行った。

 「第7回ファッションワールド東京 秋」は、11月7日(月)~9日(水)の3日間にわたり開催。出展社・来場者双方の要望に対応し、縫製機器や生産管理システム、CAD・CAM、検査・試験関連に関するサービスを集めた「アパレル生産機器・システム ゾーン」、3Dスキャンやウエアラブル、EC決済サービス、ICタグなどに関するサービスを集積した「ファッションxテクノロジーゾーン」をそれぞれ新設する。また、会期最終日には、日本百貨店協会の理事会が、会場に隣接した会議室で行われることが決まっており、百貨店各社のトップが同展示会会場を訪れることも期待されている。

■「第7回ファッションワールド東京 秋」 会期:2016年11月7日(月)~9日(水) 会場:東京ビッグサイト 東ホール 主催:リード エグジビション ジャパン 公式サイト:http://www.fashion-tokyo.jp/

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