映画『コンカッション』ウィル・スミス主演、アメフト界のタブーに切り込んだ医師の奮闘描く実話
2016年8月10日 17:50
映画『コンカッション』が、2016年10月29日(土)より全国の劇場で公開される。主演にウィル・スミスを迎えた本作は、第73回ゴールデングローブ賞最優秀主演男優賞にノミネートされている。
ウィル・スミス演じる主人公は、若きナイジェリア人の医師ベネット・オマル。アメリカの国民的スポーツであるアメリカンフットボールにおいて、試合中の激しいタックルが原因で起こる脳症のリスクを発見した彼は、人種差別や偏見と闘いながらも、事実を認めたくない巨大組織「NFL」に立ち向かい、真実を暴くために奔走する。
熱狂的ファンが支える国民的スポーツにメスを入れたオマル医師と、その見解を全面否定し、絶大な権力で彼とその周りに圧力をかけていく「NFL」。正義感溢れる一人の医師の奮闘を描く、実話を基にしたヒューマンドラマとなっている。
製作は、『オデッセイ』『グラディエーター』『ブレードランナー』『エイリアン』など、歴史に残る傑作の数々を手がける巨匠リドリー・スコット。また、『パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間』のピーター・ランデスマン監督がメガホンを取り、アレック・ボールドウィンほかいぶし銀の名優たちが脇を固める。
【作品情報】
映画『コンカッション』
公開日:2016年10月29日(土)
製作:リドリー・スコット、ジャンニーナ・ファシオ=スコット
監督・脚本:ピーター・ランデスマン
キャスト:ウィル・スミス、アレック・ボルドウィン、・アルバート・ブルックス、デヴィッド・モース、エディ・マーサン、ググ・バサ=ローほか
【ストーリー】
ナイジェリアからアメリカに夢を抱いてやってきたベネット・オマル(ウィル・スミス)は、検死官も務める真面目で誠実な医師。2005年、彼はアメリカンフットボールのNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)を引退した元スティーラーズの花形選手マイク・ウェブスター(デヴィッド・モース)の変死解剖に携わり、頭部への激しいタックルが原因である脳の病気“CTE(慢性外傷性脳症)”を発見、独自の論文を発表する。だが,熱狂的ファンが支える国民的スポーツにメスに入れたオマル医師の見解をNFLは全面否定し、絶大な権力で彼とその周りに圧力をかけていく。それでも、不屈の男オマル医師は一歩も譲らない。