「漆芸名品展」二子玉川・静嘉堂文庫美術館で開催、日・中・朝の漆工芸が集結
2016年8月10日 11:15
「漆芸名品展 -うるしで伝える美の世界-」が二子玉川・静嘉堂文庫美術館で2016年10月8日(土)から12月11日(日)まで開催される。
古来、天然の美しい塗料として、あるいは接着剤・保護膜として用いられ、今日まで豊かな造形と意匠を生み出してきた“うるし”。
本展では、館蔵の日本・中国・朝鮮・琉球等の漆芸品から優品を精選し、10年ぶりに公開する。静嘉堂の漆芸コレクションは、飲食器や文房具、調度品等のほか、天目台や盆・棗・香合といった茶道具、多数の印籠も含んでおり、幅広く、豊かなラインナップが特徴だ。各時代・各地域で作り出された漆工芸の世界を一堂に鑑賞できる機会となる。
中でも近年修理を終え、色調も明るく甦った近世初頭における漆芸の傑作、重要文化財の「羯鼓催花・紅葉賀図密陀絵屏風」もあり、今回修理後初公開となる。
漆芸の各種技法を駆使し、絵画的表現にも迫る本作は、漆にはない白色を得るために、一種の油絵のような技法も用いている。作者、制作背景ともに不明という、ミステリアスな大作に注目したい。
【詳細】
漆芸名品展 -うるしで伝える美の世界-
開催期間：2016年10月8日(土)〜12月11日(日)
会場：静嘉堂文庫美術館
住所：東京都世田谷区岡本2-23-1
開館時間：10:00〜16:30(入館は16:00まで)
休館日：毎週月曜日(ただし10月10日は開館)、10月11日(火)
入館料：一般1,000円、大高生700円、中学生以下無料
※団体割引は20名以上
<前期展示> 10月8日(土)〜11月6日(日) / <後期展示> 11月8日(火)〜12月11日(日)
※作品は一部展示替があります
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【問い合わせ先】
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