野党連携強固なものにしていく事が重要―生活・小沢一郎氏

2016年8月7日 14:15

 生活の党の小沢一郎代表は10日付け党機関紙で参院選を振り返り「いわゆる改憲勢力が3分の2の議席を占めることを許してしまったことは、結果だけみれば野党の完敗」と議席数では負けたとしながらも、野党連携で大きな成果があったとし「政権選択選挙となる衆院選に向け、野党連携をさらに強固なものにしていくことが重要になっていく」と連携強化を図る考えを伝えた。

 小沢代表は「32ある1人区の全選挙区で野党統一候補を出す事ができ、前回(2013)選挙では野党は2議席しか獲れなかったが、今回、11選挙区で勝利した」と伝えた。

 また「岩手、宮城、福島をはじめ東北6県で野党が5議席を獲得したことは、東日本大震災の復興にさらに弾みをつけていくはず」としている。

 小沢代表は「時代をつくり、政治を変えていくのは有権者1人ひとりの自立した意識であり、民主主義の力。そのためにも、来るべき衆院選に向け、民主主義をさらに進めていくことが必要」と市民による新しい民主主義の動きにも期待を寄せた。(編集担当:森高龍二)

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