米国発・世界最大の乗馬ブランドARIAT カジュアル靴ライン「Two24」で日本上陸
2016年8月5日 21:56
米国サンフランシスコ発の乗馬ブランド「アリアット(ARIAT)」(ARIATインターナショナル/ベス・クロスCEO)が来春夏、プレミアムカジュアルシューズの新ライン「トゥートゥエンティーフォー バイ アリアット(Two24 by ARIAT)」で日本に上陸する。乗馬やウエスタンブーツにインスパイアされた、デザイン性と機能性を備えたライン。日本での運営は、ワイエスインターナショナル(東京、伊藤和彦代表)。
「Two24 by ARIAT」は、乗馬やウエスタンブーツにインスパイアされたデザインを、アンクル丈からニーハイ丈まで幅広くラインナップ。レザースニーカーやサンダルも揃えた。極上のレザーを使用し、米国やスペインの工場でハンドメイドで生産した商品群は、タウンユースとして長時間履いても疲れにくい3層構造のソールや軽い履き心地も魅力。価格は、ウィメンズのロングブーツ“PAMPLONA”で599USドル、ヒールタイプのミドルブーツ“SONYA”で479USドル、メンズのプレーントゥシューズ“SANTANA”で215USドル~。
2017春夏コレクションから、日本をはじめ、パリやロンドン、ベルリンなど欧州の主要都市で販売。アジア初進出の場として日本を選んだ理由について、クロスCEOは、「日本の消費者は本物志向が強く、ブランドの持つストーリーや文化的価値への理解が深い」としており、大手セレクトショップなどブランドの世界観をより深く表現できる販路を中心に取引先を広げていく。
ARIATインターナショナルは米ペンシルバニア州のサラブレッド農場に生まれたベス・クロス氏と、パム・パーカー氏が1993年に創業。コンサルティング会社大手ベイン&カンパニーでリーボックなどの戦略マーケティングや製品開発に取り組んでいた2人は、アスレチックシューズのテクノロジーやスポーツマーケティングの原則を、乗馬用シューズに適用。ハンドメイドで作られた上質な造りと機能性が支持され、北米をはじめ、カナダ、英国を含む欧州に6,500以上の店舗を構えるまでに成長。
現在は、乗馬用アパレルやウエスタンブーツまで商材を広げ、年商約450億円と同カテゴリーでは世界トップシェア。米国のトップ騎手達が顧客に名を連ね、乗馬大会の公認スポンサーなども務める。ブランド名は、史上最強の競走馬と言われたセクレタリアト(SECRETARIAT)の文字の綴りの一部“ARIAT”からとった。小さい体ながら実力を備えたセクレタリアトのイメージをブランドコンセプトに重ねている。新ライン「Two24 by ARIAT」の名前も、セクレタリアトが1973年にベルモントステークスで叩き出した世界記録“2分24秒”に由来したもの。
ウィメンズの“SONYA”。ハラコ素材などトレンド感の強いものも。
(取材:アパレルウェブ編集部/撮影:増田義和)