ボーナス平均妥結額は90万5165円で、昨年夏より1.46%増――経団連

2016年8月5日 16:13

 経団連が4日発表した大手企業の2016年夏のボーナス妥結結果によると、平均妥結額は90万5,165円で、昨年夏より1.46%増えた。前年を上回るのは4年連続。一方で、伸び率は過去4年で最も低かった。調査は、東証一部上場、従業員500人以上、主要20業種の大手245社を対象に実施した。

 平均妥結額が90万円を超えたのは08年以来で、過去3番目の高水準となった。製造業は1.94%増の93万6,353円、非製造業は0.09%増の79万2,213円だった。ただ、平均増減率の1.46%増は、前年の2.81%増を大きく下回った。

 業種別にみると、妥結額がトップだったのは自動車で、前年から3.45%増の106万5,091円だった。増減率も前年の1.74%を大きく上回った。最も低かったのは鉄鋼の670,416円で増減率では14.34%のマイナスだった。前年からの増減率がマイナスとなった業種は7つで、前年の2つを大きく上回った。

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