北朝鮮、3日に弾道ミサイルを日本海に向け発射
2016年8月3日 20:15
防衛省は3日午前7時53分頃、北朝鮮西岸から弾道ミサイル1発が日本海に向け発射された模様と発表した。
中谷元防衛大臣は「情報収集・警戒監視に万全を期すよう」に指示、これを受け関係幹部会議などが開かれた。防衛省・自衛隊は「引き続き情報の収集・分析、警戒監視に全力をあげるとともに、追加公表すべき情報入手時には速やかに発表する」とした。
中谷防衛大臣は前日の記者会見で「累次にわたるミサイルの発射や実験等で非常に能力を向上させている」と警戒を強めるとともに「国民の生命と財産を守ることができるようミサイルの迎撃、防衛体制の構築をしている」としていた。
中谷防衛大臣は「弾道弾迎撃用ミサイル・SM-3ブロックⅡAの開発を平成29年頃完了目標に進めており、最終段階に入っている」とした。また中谷防衛大臣は「通常の軌道より高い軌道を取ることで迎撃を回避することを意図して発射してきたミサイルに対する迎撃能力も向上させるように対応している」と語った。
中谷防衛大臣は「北朝鮮の核ミサイル発射実験の回数が増え、新たな種類のミサイル開発も進めている。中国等に対してもスクランブルの回数も多くなってきている」とし「日本を取り巻く安全保障環境は以前より厳しくなってきていると認識している」とパワーバランスの変化などにより安全保障環境が厳しくなっているとした。(編集担当:森高龍二)