Windows 10に新たなエディション「Pro Education」が追加される

2016年8月1日 20:29

caret曰く、 Microsoftが、教育関係者向けにWindows 10の新たなエディション「Windows 10 Pro Education」を提供開始することを明らかにした(Microsoft TechNet記事ZDNet JapanPC Watch)。

 このエディションについては、4月28日にWindows 10 Insider Previewビルド14328に含まれるEditionMatrix.xmlというファイルにProfessionalEducation、ProfessionalEducationNという記述が見つかったことで、マイクロソフトがWindows 10 Proをベースとした新たな教育機関向けSKUを追加するのではないかと一部で報じられていた(WinBetaMSPoweruser)。

 Windows 10ではすでに教育機関向けライセンスである「Windows 10 Education」が提供されているが、こちらは教育機関向けライセンスプログラムやDreamSpark Premiumなどでしか入手できなかった。Windows 10 Pro EducationはOEM版としてハードウェアにプリインストールされた形で提供されるほか、アカデミック ライセンスで提供されたWindows 10 Proは、Windows 10 Anniversary Updateにアップデートすることで自動的にPro Educationエディションにアップグレードされる。アカデミックボリュームライセンスを契約している教育機関も、ボリューム ライセンス サービス センター(VLSC) から後日利用可能になるとしている。

 Windows 10 Pro EducationではWindows 10 Proの機能に加えて、Windows 10 Enterpriseに搭載されている機能が一部利用できる。また教育機関向けの管理機能が提供されており、デフォルト設定がProとは一部変更されている。これにはCortanaやスタート画面のおすすめ表示が含まれ、これらはデフォルトで無効に設定されている。

 また、ユーザによりこれらの機能を有効にしても、Windowsスポットライトやスタート画面のおすすめ表示にサードパーティのアプリは表示されず、表示するように設定を変更することもできない。詳細はJ.デッカー氏によるTechNet記事に掲載されている。

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