【話題】有効求人倍率が上昇して求人情報サイト運営関連に注目

2016年8月1日 14:57

■6月の有効求人倍率は4カ月連続上昇で1991年8月以来の高水準

 厚生労働省が7月29日発表した16年6月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.01ポイント上昇して1.37倍となった。4カ月連続の上昇で1991年8月以来の高水準だった。

 また地域別では1963年の集計開始以来、初めて全ての都道府県で1倍超となった。給与水準や職場環境に関する問題点、企業が求める人材レベルなどの要因でミスマッチの影響も大きいと考えられるが、総務省が7月29日発表した16年6月の完全失業率(季節調整値)も前月比0.1ポイント低下の3.1%と低水準であり、企業における人手不足は深刻だ。

■求人情報サイト運営関連に注目

 こうした人手不足の状況に対して企業は、正規・非正規あるいは新卒・中途を問わず、採用活動を一段と強化している。採用コストは上昇するが、企業にとって事業継続や中期成長に向けて人材の確保は欠かせない。

 また求人広告掲載は紙媒体からネット媒体へのシフトが進展している。アルバイト・就職・転職など求人情報サイト運営関連のディップ<2379>、キャリアデザインセンター<2410>、エン・ジャパン<4849>、リクルートホールディングス<6098>などに注目したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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