南スーダン、武力紛争が発生したと考えていない―中谷元防衛相
2016年7月30日 14:27
中谷元防衛大臣は29日の記者会見で南スーダン情勢について「UNMISSの活動地域において、わが国のPKO法における武力紛争が発生したとは考えていない」と語った。
中谷防衛大臣は「反政府側が紛争当事者に該当するとも考えていない」とも語り「政府と反政府側の間に衝突が発生したことをもって、PKO参加5原則が崩れたというふうには考えていない」とした。
また中谷防衛大臣は「現地では国連の中で対応・行動しており、活動等については国連の統制を受けて行っている。国連の指示に従っているということであり、現地の報告、国連、大使館、各国からの情報を総合的に勘案して(判断して)いるが、引き続き、現地の状況を注視しながら活動等を実施していく」と語った。
今月8日にJICAの車両が銃撃されたことなどを受けて、記者団の質問に答えた。(編集担当:森高龍二)