「生きている眼」を認識できる虹彩認証
2016年7月29日 15:37
taraiok曰く、 昨今では「虹彩認証」を搭載したスマートフォンが製品化されているが、この認証システムを「だます」方法についても数多く議論されているという。分かりやすい例としては目の高解像度写真を使ったり、殺害した後の死体の目を使う方法などだ。そのため、「認証対象の目が生きているか」をチェックする手法が開発されているという(IEEE SPECTRUM、Slashdot)。
虹彩が印刷物かを判定する方法として、湿った角膜からの反射を探したり、温度検出をするなどの方法が考えられている。しかし、こうした技術でも6%ほどは印刷物を生きているものと認識してしまうという。そこで開発されたのが、光条件の変化に応じて瞳孔が収縮することに着目した技術。虹彩の登録時に光の点滅に対する応答も同時に記録することで、実験室レベルではほぼ生存性の判定に成功したとしている。今後は照明条件が変化する現実の環境への対応が課題であるという。
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