【注目銘柄】テイクアンドギヴ・ニーズは台湾市場での展開に期待感があり、配当利回り妙味が増す

2016年7月27日 10:33

 テイクアンドギヴ・ニーズ<4331>(東1)は、ミニゴールデンクロスを示現。台湾市場での展開に期待感があり、配当利回り妙味が増す銘柄として注目したい。

 同社は、1998年の創業以来、オリジナルウェディングにこだわり続け、「ハウスウェディング」という新しいスタイルを創り上げ、一組ごとに異なる要望に向き合い、レストランやホテル、専門式場などさまざまなウェディングスタイルを提案・提供し続けている。

 国内事業では、既存店を再度強化、マーケティング、ハード、人材などあらゆる観点から個店毎の競争環境に応じた施策を実行しているほか、新規出店として京都、横浜に婚礼施設のオープンを予定している。ハウスウェディングの新規出店としては、レストラン、カフェ、バー、多目的スペースなど、最新のトレンドに合わせたライフスタイル型のコンテンツとの融合による複合施設を予定。また、新たにホテル事業に進出する準備も行っている。海外戦略において、成長著しいASEAN市場への本格進出として、インドネシアにて、今年オープンの5つ星ホテル「フェアモントジャカルタ」と提携し、婚礼プロデュース事業を展開している。

 今2017年3月期第2四半期業績予想は、売上高が290億円(前年同期比1.0%増)、営業損益がトントン(同2億7500万円の黒字)、経常損益が7000万円の赤字(同2億3900万円の黒字)、最終損益が2億7500万円の赤字(同1億6800万円の赤字)を見込んでいる。

 通期業績予想は、売上高が600億円(前期比0.8%増)、営業利益が17億円(同10.0%増)、経常利益が15億円(同8.9%増)、純利益が6億5000万円(同2.8倍)を見込んでいる。配当予想は期末一括15円継続を予定している。

 株価は、1月4日の年初来の高値743円から6月28日に年初来の安値383円と調整した後、モミ合っているが、ミニゴールデンクロスを示現し、出直る気配となっている。この11月に子会社のグッドラック・コーポレーションは、台湾に結婚式場を開業する予定。洋風のチャペルに披露宴会場を併設し、交流サイト(SNS)を通じて人気が高まる洋風のチャペルでの挙式を求める台湾市場での展開に期待が高まる。今期予想PER8倍台・PBR0.2倍と割安感があるほか、配当利回り3.7%と利回り妙味は増しており、400円割れが下値圏として意識された感はあり、押し目買い妙味は膨らみそうだ。(N)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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