【注目銘柄】ビーイングは経済対策の恩恵を受ける銘柄として注目

2016年7月22日 10:33

 ビーイング<4734>(JQS)は、ミニゴールデンクロスを示現。経済対策の恩恵を受ける銘柄として注目したい。

 同社は、土木工事積算システム「Gaia(ガイア)」、CCPMソフトウェア「BeingManagement」をはじめとするオリジナルソフトウェアの開発及び販売。TOC(制約理論)に基づくコンサルティングサービスの提供を行っている。

 同社は、主力各商品のバージョンアップ販売を着実に進めるとともに、取り扱いソフトウェアの拡充や付加サービスの開発に注力するとともに、特に情報共有システムにおいて顧客基盤の拡大に向けた取り組みを進めているほか、グループの商品開発力を飛躍的に高めるため、ミャンマー子会社においてソフトウェア開発業務を開始するとともに、開発ノウハウの指導を行っている。

 前2016年3月期業績実績は、売上高が48億5700万円(前の期比2.1%増)、営業利益が5億3200万円(同12.9%減)、経常利益が5億4100万円(同13.1%減)、純利益が5億0800万円(同1.9%減)に着地。

 通期業績予想は、売上高が53億円(前期比9.1%増)、営業利益が5億4500万円(同1.5%増)、経常利益が5億5000万円(同1.5%増)、純利益が3億円(同41.0%減)を見込んでいる。配当予想は期末一括16円(同1円増)の増配を予定している。

 株価は、1月4日の年初来の高値1388円から2月15日に年初来の安値410円まで調整を挟んで4月25日高値525円と上昇。7月8日安値412円と売り直されて底値を確認。ミニゴールデンクロスを示現し、出直りつつある。政府が新たにまとめる経済対策の事業規模は20兆円超で調整と伝わっている。国土強靱化や復旧・復興需要といった政府建設投資のほか、東京オリンピックやリニア新幹線など民間建設投資などから中長期で土木工事積算システム関連の売上の着実増が見込まれる。税効果利益の特殊要因がなくなるため、今3月期純利益は減益予想だが、今期予想PER11倍台と割安感があるほか、配当利回り3.6%と利回り妙味はソコソコある。上値抵抗線の26週移動平均線を突破するか注目したい。(N)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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