【注目銘柄】スペースは配当利回り妙味増す、リバウンド相場入りなるか注目

2016年7月21日 15:11

 スペース<9622>(東2)は、ミニゴールデンクロスを示現。連続最高純益更新見通しで割安感があるほか、配当利回り妙味が増す銘柄として注目したい。

 同社は、1948年創立以来、商業施設を中心に文化施設・余暇施設などの調査・企画・デザイン・設計・施工などのサービスを提供している。「店舗設計・施工」から「商環境創造」へと業容を拡大させてきたディスプレイ業界にあって、スペースはその社名が示すとおり、多彩な商業空間をクリエイトする職能専門集団として、エンターテイメントにあふれた都市空間を演出している。

 商環境の持つメディアとしての情報の発信機能は、単なる商品やサービスの提供の場という枠組ではくくることが出来ないほど拡張を続け、商環境の持つポテンシャルはビジネスにおいてますます重要度を増しており、同社はコミュニケーション性、ファッション性、都市性、文化性の4つのファクターを融合させ、スペースは人と生活の快適な関係をデザインした「店・街・環境」を創造している。

 今2017年12月期第2四半期業績予想は、売上高が271億円(前年同期比10.1%増)、営業利益が19億6000万円(同18.8%増)、経常利益が19億6000万円(同18.8%増)、純利益が12億3000万円(同16.7%増)を見込んでいる。

 通期業績予想は、売上高が515億円(前期比0.3%増)、営業利益が36億円(同1.6%増)、経常利益が36億円(同1.5%増)、純利益が22億7000万円(同1.9%増)を見込んでいる。配当予想は50円(第2四半期末25円、期末25円)継続を予定している。

 株価は、3月15日につけた年初来の高値1388円から6月28日に年初来の安値1100円と調整。その後、下値圏モミ合っているが、ミニゴールデンクロスを示現し、出直りつつある。娯楽、余暇施設等の新規事業分野の改装受注が増加しており、東京五輪市場の受注拡大が見込まれている。連続最高純益更新見通しで今期予想PER11倍台と割安感があるほか、配当利回り4.1%と利回り妙味は増す。リバウンド相場入りとなるか注目したい。(N)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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