スマホ市場は需要が一巡 アクセサリー市場も初期市場とは違う消費者ニーズが
2016年7月21日 12:15
シード・プランニングは、スマートフォン/タブレットユーザーの周辺機器・アクセサリー購入動向調査を実施し、その結果をまとめまた。
それによると、スマートフォン市場は需要が一巡し、アクセサリー市場も初期市場とは違う消費者ニーズや新しいカテゴリー商品へのニーズが出ているという。例えば、カバー/ケースはデザイン性や材質、ブランドなどを求めるユーザーニーズがより細分化し、高品質・高価格・多様化が進んでいる。
また、画面保護フィルムはスマートフォン画面の大型化に伴い、耐衝撃性のニーズが高まり、強化ガラスを使用した製品などが売れている。さらに、スマートフォンと連動するワイヤレスヘッドフォンやスマートウォッチ、健康管理・スポーツなどに活用するフィットネストラッカーなど、より付加価値の高い周辺機器が市場に登場している。また、アクセサリーの購入先にも変化が現れています。細分化する消費者ニーズに応える様々な専門店やWEB通販サイトが登場し、市場シェアを伸ばしているという。
2016年調査の購入商品トップ3は1位が「スマートフォンのカバー/ケース」、2位が「スマートフォンの画面保護フィルム」、3位が「モバイルバッテリー」であった。過去3回の調査と比較すると1位と2位は変化がないが、3位は過去3回「イヤホン/ヘッドフォン」が購入されていたが、2016年は「イヤホン/ヘッドフォン」は5位に後退し、「モバイルバッテリー」が買われた。
周辺機器・アクセサリーの主な購入先は「家電量販店」が1位、「Amazon」が2位、「携帯電話ショップ」が3位の順で、最近4年間のトップ3 には変化はないという。またこのところ、「スマホアクセサリ専門店」と「100円ショップ」が伸びている。
そして、主要7製品(カバー/ケース、画面保護フィルム、モバイルバッテリー、USBケーブル、イヤホン/ヘッドフォン、ACアダプター、メモリー関連)の購入先を見ると、「家電量販店」がトップを維持しているが、購入率は年々減っている。一方で、直近の「Amazon」の購入率は非常に増えているとしている。(編集担当:慶尾六郎)