社民党、生活の党と統一会派で国会の発言権確保
2016年7月16日 10:27
社会民主党は今月20日号の機関紙で「吉田党首が辞任の意向を表明」と広報した。また「国会での発言権確保のため、生活(生活の党と山本太郎となかまたち)との統一会派を組む方針を確認した」と伝えた。
機関紙(社会新報)は「先の参院選で議席を失った社民党の吉田忠智党首は、14日の全国連合常任幹事会冒頭あいさつで『しかるべき時期に辞任表明し、次期党首に引き継ぎたい』と述べ、辞意を表明した」と伝えた。
また「党常幹は、参院選総括案の策定に向けた作業に入ることを確認し、総括論議をスタートさせた。関連して、21日に党ブロック事務局長・選対委員合同会議、9月9日に全国代表者会議を開催することを決定した」としている。
社民党は今回の参院選挙で比例代表の得票率が政党交付金の対象となる政党要件(国会議員が1人以上で得票率2%以上)を超える2.74%だったことから、6年後まで政党交付金を受ける資格を得ている。一方、生活の党は比例得票では1.91%で2%に届かなかったが、もう一つの対象政党要件(国会議員5人以上)でクリアできる見込み。(編集担当:森高龍二)