都知事にはクリーンで確かな行政手腕の持ち主を―経団連・榊原征定会長
2016年7月15日 21:44
経済界を代表する日本経済団体連合会の榊原征定会長が東京都知事選告示に伴い、異例のコメントを発表した。政治とカネの問題で2代続き任期途中の辞職になった経緯を踏まえ、「新しい都知事には、クリーンかつ、重要課題が山積する都政を着実に前進させることができる確かな行政手腕を持った」人物にと期待している。
また、2020年の東京オリンピック、パラリンピックの成功のためにも「必ず成功に導くことができる実行力を持った方が選ばれることを期待したい」と強調した。
榊原会長は「東京都は首都であるとともにグローバルな世界最大級の大都市。2020年にはオリンピック・パラリンピックが開催される。一方で、子育て支援、介護・福祉や高齢化への対応、首都直下型地震などへの対策も待ったなしの課題となっている」と課題をあげた。
そのうえで「これまで3人の知事が任期途中での辞任となったが、まずは、都政の混乱に終止符をうち、都民の不安解消を図らねばならない」とし、期待する知事像をあげた。
都知事選挙は14日告示され、21人が立候補。31日投開票される。きょう15日から不在者投票も始まった。(編集担当:森高龍二)