地球の雲の分布や高さに変化、地球温暖化を悪化させる可能性

2016年7月15日 21:39

 地球温暖化によって雲の特性や分布が変化している、という研究結果が発表されたという(AFP)。

 衛星画像を使った調査によると、地球の南北半球の極と亜熱帯地方の間にある温帯中緯度地帯の雲量が減少し、また亜熱帯乾燥地帯が極方向に拡大していることが分かったという。さらに雲の頂上の高度も上昇しているそうだ。

 雲には太陽から放射される熱を反射するとともに、地球の熱が宇宙に放射されるのを防ぐ役割がある。今回観測されたような変化によって、地球温暖化がより悪化する可能性があるという。

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