【話題】夏の夜の夢、『九州沖縄オーシャンロード』
2016年7月14日 09:56
■直線600キロ、実現なら日本列島改造総仕上げに
夏の夜、蒸し暑さの中で夢を見ていた。鹿児島県指宿から高速道路に乗り、屋久島、奄美大島、沖縄本島を結ぶ、『九州沖縄オーシャンロード』を、潮風と絶景に囲まれて車を走らせていた。今月末に政府が公共投資中心に景気対策を予定していることが、雄大な夢を見させてくれたようだ。
北海道、九州、四国は鉄道と道路で固く結ばれている。空路、航路以外の鉄道・道路で結ばれていないのは沖縄である。鹿児島から直線距離にして600キロメートルていどだろうか、これだけの距離に橋を作ることは常識ではナンセンスだろう。しかし、地図を眺めると、鹿児島から沖縄に至る海域には大小の島がけっこう点在している。しかも、島々が連なるように並んでいることからみれば周辺はそれほど水深は深くないように思える。
本四連絡橋を走行すると実に爽快である。仮に、九州沖縄オーシャンロードと名付ければ、本四橋とは比べものとならない爽快にして絶景だろう。政府の公共投資とはいっても、今の日本列島には大きい投資先はなく、せいぜいメンテナンスが中心だろう。長らく、沖縄に軍事基地等で厄介をかけてきたことに対しせめての国民からの贈り物としてプレゼントしたいものである。
スピードを出しすぎて、自動運転装置が、ピーと警告音を発したところで夏の夜の夢から覚めた。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)